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英イルフォード社が管財人の管理下におかれ、工場従業員の解雇や社の売却が検討されているというニュースに戦慄を感じたのは2004年の9月のことでした。その後05年2月に管財人管理下より脱し、Harman Technology社のILFORD Photoブランドとして、世界の市場に再びフィルムや印画紙をはじめとする商品が供給されるニュースに触れたときの安堵感は今でも思い出すことができます。
そのイルフォード・ショックともいうべき時期に、超高感度フィルムであるDELTA 3200、その他諸々の同社商品を常用していた僕としては、イルフォード無き後の代替を真剣に考えたのは言うまでもありません。そこでDELTA 3200の代わりにKodak T-MAX P3200を。増感に効果絶大な微粒子軟調現像液であるMICROPHENに代えてKodak X-tolを候補にあげ、テストを開始しました。そのT-MAX P3200とX-tolの組み合わせは、なかなか感度面での満足が得られず、結局テストの後、一度だけ実践投入したきりで以降使用することはなくなってしまいました。上記のようにILFORD Photoブランドが世に残ってくれたのが最大の理由でもあります。
(ところがその後、日本国内のみ、ライセンサーである中外写真薬品さんの販売品目からMICROPHENが消えてしまったときはまいりました。DELTA 3200を超高感度域で使用するにはMICROPHENしかないと考えているので、その代用は自家調合することで得、現在に至っております。)
ところでKodak X-tolという現像液ですが、その後のテストと実践において、たいへん良好な結果をもたらし今ではEI 200からEI 1600に至る各露光指数値において、Fuji 400 Prestや1600 Super Prestなどのフィルムの標準現像液として常時ストックするようになりました。
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(本文は、05年7月に拙サイトSound Of Silenceの記事として載せたものを転載しました。)
シンプル・フィルム現像/イルフォード方式のススメ
僕はフィルム現像を自宅で始めるにあたり、常用フィルムであったイルフォードが提供している資料を参考にしました。他の参考文献などに比べ、処理方法が詳しく、かつなぜそのような処理でよいのか、という点が明確でしたので採用しました。とくにイルフォード製のフィルムと、処理剤のマッチングに関して説得力のある書きっぷり(笑)でしたので、ユーザーとしてまんまとメーカーの思惑にハマっているかな?
ところで、そのイルフォードが推奨する処理方法はたいへんシンプル。そこに自分なりの方法を加えながら自分にとってのスタンダードを確立することができましたので、ここでご紹介したいと思います。
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